就活生の皆さんは履歴書やエントリーシート、メールなどで文章を書くことが多いと思います。その際に正しい日本語を使うことは最低限のマナーですが、正しい意味を知らずに間違って使っている表現が多くあります。
そこで今日は、注意すべき日本語表現の一例として、ふたつの観点からご紹介します。
1.実は「上から目線」な表現に注意
以下の例(ア)、(イ)は、一見すると正しいようにも見えますが、実は目上の方に対しては失礼にあたる表現です。かく言う私も、今まで無意識に使っていたことが多々あります。
(ア)×:大変感心いたしました。
「感心する」とは「立派な行動に深く心を動かされる」の意味。自分が評価を下しているような印象を与えるため避けるべきです。
→○:大変感銘を受けました。
(イ)×:大変参考になりました。
一見丁寧な表現ですが、「参考」とは「自分の考えを決める際の足しにする」の意味。「足し程度か」と思われかねません。
→○:大変勉強になりました。
2.社名の誤記に注意
社名の誤記は致命的です。「社名を間違えるわけがない」と思う方もいるかもしれませんが、前株(株式会社xxx)か後株(xxx株式会社)か、ひらがなかカタカナか、小文字か大文字か、などのように、実際には間違いやすい要素が盛りだくさんなので要注意です。
エントリーする会社の社名に気をつけることはもちろん、一般的に間違いやすい以下のような企業名も予備知識として知っておきましょう。
×:キャノン株式会社 ○:キヤノン株式会社
×:キューピー株式会社 ○:キユーピー株式会社
×:株式会社ブリジストン ○:株式会社ブリヂストン
×:三菱電気株式会社 ○:三菱電機株式会社
×:ソールドアウト株式会社 ○:ソウルドアウト株式会社
文章はみなさんの印象を決める大切な要素のひとつであり、
正しい日本語を使うことで皆さんの印象は格段にアップします。
疑問に思った表現はすぐに調べるか、詳しい人に聞くようにして、 正しい日本語を使うことを意識しましょう。
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